フリーランスWebディレクターの年収や仕事は?「やめとけ」と言われる理由や求人のリアルを調査

「Webディレクターとしてキャリアアップを目指したい…」

「人間関係に悩まず自由な稼ぎ方をしたい…」

と、悩んでいませんか。

会社員は時間や場所の縛り、人間関係など様々な悩みが発生してしまうため、どうしても合わないと感じる人もいますよね。

本記事では、フリーランスWebディレクターの年収相場やメリットデメリット、案件獲得に必要なスキルや資格について解説していきます。

フリーランス案件を効率よく探す方法についても解説していくので、本記事を参考にフリーランスワーカーとして活躍する道を開きましょう。

\在宅案件に強いフリーランスエージェント/
[ad_tag id=”14014″] [ad_tag id=”1758″] [ad_tag id=”652″]

この記事の内容

フリーランスWebディレクターは稼げる?平均年収

フリーランスと正社員Webディレクターの年収を比較してみました。

フリーランスWebディレクターの平均年収

フリーランスエージェント「Tech hive」によると、Webディレクターの月額平均単価は約70万~80万円程度となっています。

年収換算すると800万円~900万円程度と、他のフリーランス職種とくらべてもハイクラスを目指せるのが特徴です。

もちろん報酬には開きがあり、レバテッククリエイターでは最低単価と最高単価の案件には大きな差があります。

最低月額単価 20万円/月
最高月額単価 135万円/月

案件の規模や難易度によって報酬は大きく変わるため、フリーランスを目指すなら平均である月報酬70万円程度は狙いたいですね。

正社員Webディレクターとの年収比較

求人ボックス.comの調査によると、正社員Webディレクターの平均年収は477万円との結果が出ました。

引用:求人ボックス給料ナビ

フリーランスの800万円~900万円と比べると300万円程度差が開いており、誰しもがフリーランスを目指したくなる数字でしょう。

フリーランスのWebディレクターは教育コストやオフィスのコストがかからないため、その分の報酬を直接受け取れると考えてください。

裏を返せば、フリーランスを教育してくれる人は誰もいないため、自身でスキルを積み上げながら業務をこなす必要があります。

そのため、フリーランスとして挑戦するなら「自分でやりきる力」が必要になります。

Webディレクターで年収1000万円は目指せる?

先述の通り、レバテッククリエイターの月額最高報酬は135万円となっているため、年収1,000万円は現実的な数字です。

ただし、Webディレクターとして高収入を得るにはサイト制作やデザインの知識に加え、Webマーケティングなど幅広い知識が必要です。

そのため、経験年数としては3年~5年以上が必要で、初心者がいきなり年収1,000万円を狙えるわけではないという前提は理解しておきましょう。

フリーランスWebディレクターのメリット3つ

フリーランスとしてWebディレクターになると、正社員に比べて以下のようなメリットを感じられます。

メリット①:正社員よりも高単価を狙いやすい

Webディレクターの平均年収は、フリーランスと正社員で約300万円程度の開きが見られます。

フリーランスWebディレクターの平均年収 800万円~900万円
正社員Webディレクターの平均年収 498万円

年収が高い分高レベルなスキルが求められますが、年間300万円程度増えると考えると非常に大きいですね。

月割しても20万円程度の差があるため、新卒社員1人分程度も違うのは驚きですね。

Webディレクターとしての業務が増えてきたら、デザイナーやライターを抱えて法人として自身のメディアを構える人もいます。

メディアがバズれば青天井の収入を狙えるため、フリーランスには無限の可能性があるといえます。

メリット②:メリットに対する需要が増加している

Webディレクターをチームに加えればサイト制作や戦略立案がスムーズになるため、クライアントとしてはサイト収益で稼げる金額が上がります。

例え月額80万円でWebディレクターと契約しても、それ以上に収益が増えるからこそ需要が生まれています。

2019年には全世界に約16億のWebサイトがありましたが、2022年には19億まで増えています。

さらに、Webディレクターのような総合的な業務はAIでの大体が難しく、今後需要が減少していくという見立てはありません。

そのため、自動化が進む昨今においてもWebディレクターの需要は増え続けているのです。

メリット③:更なるキャリアアップを狙える

Webディレクターは幅広い業務をこなすため、多くの案件をこなせば自然にセカンドキャリアやキャリアアップの可能性が見えてきます。

  • 自身でWebサイトを作成する
  • Webプロデューサーにキャリアアップ
  • Webマーケター
  • データサイエンティスト
  • データアナリスト

以上のように、Webに関する職種は非常に多く、様々なキャリアパスを考えられるのも強みでしょう。

フリーランスWebディレクターはやめとけ?デメリット2つ

フリーランスWebディレクターとして働くメリットは大きいですが、同時にデメリットに関しても理解しておく必要があります。

デメリット①:スケジュール管理の難易度が高い

Webディレクターは、コンテンツの作成から修正、カスタマイズといった一連の流れをマネジメントする職種のため、スケジュール管理能力が問われます。

1つのプロジェクトに複数のメンバーが属していたり、複数のプロジェクトを同時進行で進めたりしていると、タスクが渋滞してしまうケースもしばしば。

一つひとつを丁寧に洗い出して各メンバーに指示を出し、進捗確認も同時に行わなければいけません。

1人で開発を行い納期に間に合わせるのとは難易度が全く違うため、Webディレクターとして活躍するうえで大切な要素となります。

デメリット②:専門スキルを身に付けられない

Webディレクターは各メンバーのスケジュール管理やマネジメントなど、プロジェクトを完成させる全体の流れを組み立てるのが業務です。

実際にデザインやライティングをするわけではないため、専門的なスキルが身に付けられない業種だといえます。

企業の新人社員が「管理者は何をしているかよくわからない」と言われるケースも多いように、裏方の地味な作業に徹するのがWebディレクターなのです。

そのため、Webマーケティングやデータアナリストなど、関連する業種の勉強もしておくとスキルが身に付きやすいですよ。

フリーランスWebディレクターの仕事とは?案件例と求人も紹介

フリーランスWebディレクターに向けて掲載されている、実際の案件を3つ紹介していきます。

Webディレクション業務

引用:レバテッククリエイター

本案件では、大規模サイトのSEOやWebマーケティング戦略について分析して改善する、複合的な業務を求められています。

Webディレクターに加えてWebマーケティングの経験が2年以上必要で、SNSやGoogleなども媒体を用いた広告運用経験も必要です。

Webサイトにまつわる職種は密接に連携している場合が多いため、広告やデザインなどの近いジャンルの業務もこなせるようになっておくべきでしょう。

サイト構築からLP訴求までの総合業務

引用:レバテッククリエイター

本案件では、基本的なWebサイト構築や運用に関するディレクションを行い、加えてLP訴求に関する業務も行います。

LPは広告やデザインのスキルが無いとディレクションしにくいため、実務経験が求められています。

加えて、LP作成に関してはライティングも業務に含まれるため、顧客に刺さる文言を実績ベースで提案できる能力も必要です。

広告系業務が含まれる案件は、アクセス数や登録数の増加に繋がれば継続案件を獲得できる可能性があります。

そのため、長期案件が欲しい人にはWeb広告の知識が必須といえるでしょう。

Webサイトの制作・デザイン管理業務

引用:レバテッククリエイター

本案件では、不動産ジャンルのWebサイトディレクションに加えてデザイン企画の業務も含まれます。

IllustratorやPhotoshopを用いたデザイン経験に加え、JavaScriptやNuxt.jsなど様々な実務経験が必要です。

また、本案件のように業界を指定した形で募集している案件は、同じ業界の経験を持つ人を優遇して採用する傾向にあります。

そのため、経験を積む中で「ディレクションしたWebサイトの業界」は記録として残しておくのがおすすめです。

Webディレクターがフリーランスの案件を獲得する方法

Webディレクターがフリーランス案件を獲得するためには、以下4つの手段を試してみてください。

知人や友人などの人脈を活用する

知人や友人、会社の取引先などの人脈を活用して、Webサイト関連の悩みがある企業に営業活動を行う方法があります。

現在では、規模の小さい企業でもホームページを持っている場合が多いですが、SEO改善やWebからの効果的な流入を実現できていない企業は多く見られます。

中には改善の必要性を感じていない企業もいるため、「Webを意識した対策を行うとこれだけ効果がある」というエビデンスと共に営業してみるといいでしょう。

SNSやブログで営業活動を行う

X(旧Twitter)などの媒体を用いてWebディレクターを募集している企業もあるため、独自の営業をかけて案件を獲得する方法もあります。

ダイレクトメッセージを通じて1対1で話すため、スキルをうまくアピールできれば単価交渉もしやすいでしょう。

また、Webに関する情報ブログを作成すれば、Webサイトに関連した依頼を受けられる可能性も。

自身のメディアで収益を得るきっかけを作れる可能性もあるため、ブログにもチャレンジしてみてください。

クラウドソーシングを利用する

クラウドソーシングを利用すれば、企業と直接単価交渉などを行って有利な条件で案件を受けられます。

大手クラウドソーシングの「クラウドワークス」や「ランサーズ」などには多くの案件が掲載されているため、気軽に仕事を始めやすいでしょう。

ただし、クラウドソーシングは仲介手数料が高く、数十万円の出金に対して数千円~数万円の手数料が引かれてしまう場合も。

さらに、クラウドソーシングには超高単価案件が少ないため、あくまでも経験を積むための手段として考えてください。

【おすすめ】フリーランスエージェントを利用する

案件探しの手段として最もおすすめなのが、フリーランスエージェントの活用です。

持っているスキルや資格に応じた案件を紹介してくれる担当者が付くうえ、サービスによっては面接や履歴書のサポートも行っています。

また、クラウドソーシングと比べても平均単価が圧倒的に高いため、高収入を狙っている人にはぴったりです。

もしスキルが足りなくても、「この分野を勉強してほしい」と具体的に伝えてくれるため、自分に足りないスキルがわからない人にもおすすめです。

Webディレクターが案件を獲得しやすいフリーランスエージェント5選

Webディレクターなら必ず活用したい、案件を獲得しやすいフリーランスエージェント5選を紹介します。

1位:レバテックフリーランス

運営会社 レバレジーズ株式会社
公開案件数 73,635件
公開リモート案件数 31,452件
未経験
高単価案件

(2024年3月19日現在)

レバテックフリーランスは案件数7万件超と、ITやWeb系に特化したフリーランスエージェントの中でも非常に規模の大きいサービスです。

利用者の平均年収は約840万円と非常に高く、人によっては会社員時代に比べて年収が倍になったというデータもあります。

スキルがあれば、年収1,000万円も狙える点は強みでしょう。

クライアント所在地は首都圏や地方都市が多いですが、リモート案件が多く掲載されているため、地方在住でも仕事を探しやすいのはメリットですね。

\業界最大級の案件数!/

レバテックフリーランスの案件を無料で見る

レバテックの公式サイトはこちら

非公開: レバテックフリーランスの評判・口コミは?案件相場やおすすめな人から案件獲得の流れまでを徹底調査!
特徴 業界一の公開案件数
職種 ネットワークエンジニア
アプリケーションエンジニア
セキュリティエンジニア
データサイエンティスト
フロントエンドエンジニア
など
対応エリア 全国

レバテックフリーランスの口コミ

レバテックフリーランスが扱う案件は非常に幅広く、週3在宅などフレキシブルな勤務体系の案件も多く見られます。

そのため、子育てや資格勉強、副業などに時間を使いたい人にもおすすめです。

2位:ITプロパートナーズ

運営会社 株式会社Hajimari
公開案件数 4,047件
公開リモート案件数 731件
未経験
高単価案件

70,000人以上のフリーランスワーカーが利用しているサービスで、週3日稼働の案件が全体の4割を占めています。

そのため、Webディレクターと並行して別のチャレンジをしたい人も使いやすく、短い時間で効率的に稼げるのはメリットですね。

また、全体のうち3割以上が月報酬70万円を超える案件で、特筆するスキルがあれば年収1,000万円以上も狙えるでしょう。

加えて、2割程度の案件はベンチャー企業からの依頼のため、実践的な経験を積みやすいですよ。

\週2日からの案件を紹介/

ITプロパートナーズの案件を無料で見る

ITプロの公式サイトはこちら

非公開: ITプロパートナーズの評判口コミは?特徴やメリットから悪評が本当か・未経験は使えるのかまで徹底調査!
特徴 副業案件が豊富
職種 エンジニア
デザイナー
マーケター
ディレクター
プロデューサー
など
対応エリア 全国

ITプロパートナーズの口コミ

他社のWebディレクターは週5でガッツリ入る案件が多かったですが、ITプロパートナーズは週3でも高単価な案件が多くありました!

週3だけでも正社員時代よりは収入が上がったので、非常に助かりました。

ITプロパートナーズは週3勤務ながらも高い報酬を受け取れる案件が多く、資格習得によるキャリアアップを目指した働き方ができます。

3位:テックストック

運営会社 INTLOOP株式会社
公開案件数 8,057件
公開リモート案件数 1,515件
未経験
高単価案件

テックストックは、基本的にエンドユーザーから直接受けた案件かつ上流工程に絞った募集をしており、平均単価が高いのが特徴のサービスです。

そのため、案件ごとの難易度は高いですが利用者の平均年収は900万円を超えています。

テックストックを足がかりにコンサルタントとして起業し、年商数千万円規模まで成長した利用者もいる、スキルアップには最適なエージェントでもあります。

中長期的なキャリア形成に寄り添った案件選びをしてくれるため、利用価値は高いですよ。

\80万/月を超える案件多数!/

Tech Stockの案件を無料で見る

非公開: Tech Stock(テックストック)の評判・口コミは?怪しい?メリットや登録方法も解説!
特徴 高単価案件が豊富
職種 システムエンジニア
プログラマー
インフラ・ネットワークエンジニア
デザイナー
ゲームクリエイター
など
対応エリア 首都圏

テックストックの口コミ

Webプロデューサーを目指していると話したところ、報酬だけでなくスキルアップを目指せる案件に絞って紹介してくれました。

テックストックの強みのひとつは、利用者の状況やキャリアプランに合わせた案件を紹介してくれる点にあります。

将来のビジョンが無ければ、Webディレクターとしてのキャリアプランを一緒に考えてくれますよ。

4位:ココナラテック

ココナラテック

運営会社 株式会社ココナラテック
公開案件数 19,103件
公開リモート案件数 13,121件
未経験
高単価案件

(2024年10月時点)

ココナラテックは、ITフリーランスエンジニア向けに特化したエージェントサービスで、15,000件以上の案件を提供しています。

大部分がフルリモート案件で、週3日勤務で100万円以上の案件も多く、柔軟な働き方が可能です。

2万社以上の企業が発注元として登録され、年間100億円以上のマッチング実績があります。

専任コンサルタントによるサポートで、契約更新時の交渉や参画後のフォローも充実しています。

[coconalaテック]

特徴 掲載されているほぼ全てがリモート案件
職種 ITエンジニア
デザイン
データサイエンス
マーケティング
プロダクトマネジメント
など
対応エリア 全国

ココナラテックの口コミ

Webディレクターをはじめ、Web系の案件が非常に多く掲載されていたので、登録から仕事開始まで時間がかかりませんでした。

ココナラテックはWeb系案件に力を入れているため、Webディレクターにはぴったりのサービスです。

マーケターなどの関連職種の募集も多く、セカンドキャリアの形成もしやすいですよ。

5位:ミッドワークス

運営会社 株式会社Branding Engineer
公開案件数 10,516件
公開リモート案件数 1,576件
未経験
高単価案件

(2024年3月21日現在)

ミッドワークスは10,000件を超える多彩な案件も魅力ですが、福利厚生に力を入れている数少ないエージェントでもあります。

案件が途中で途切れた際の報酬60%保証制度や交通費支給制度、ジムなどの割引制度など、非常に多彩な福利厚生が整っています。

フリーランスワーカーが業務に集中できるような環境が整えられているため、余計な心配をせずに働きたい人は利用価値が高いでしょう。

案件充実度や顧客満足度では3年連続第1位を獲得しており、信頼度が高いのも魅力です。

\100万円以上の高単価案件多数/

Midworksの案件を無料で見る

ミッドワークスの公式サイトはこちら

特徴 高単価案件と充実のサポート体制
職種 クラウドエンジニア
ネットワークエンジニア
データベースエンジニア
Webディレクター
テストエンジニア
など
対応エリア 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・京都府・奈良県・和歌山県・滋賀県

ミッドワークスの口コミ

駐在型のWebディレクターとして勤務していましたが、ミッドワークスから交通費が支給されたので無駄な支出を抑えられました。

高額な案件を紹介してもらいながら福利厚生も充実しているので、非常に使いやすいと思います。

ミッドワークスは年間36万円までの交通費援助やフリーランス協会への無料入会など、非常に手厚い福利厚生が魅力です。

加えて、月1万円までなら書籍代や勉強会費の支給もあり、通常のエージェントよりも内容は充実しています。

フリーランスWebディレクターとして案件を獲得するためのスキルや資格

フリーランスWebディレクターとして案件を獲得するには、以下のようなスキルが必要とされます。

Web制作に関する業務経験や知識

WebディレクターはWebサイト制作の指揮権を握る職種のため、チームメンバーが効率よく作業できる環境を整え、適宜修正指示をする必要があります。

そのため、戦略や成果物に間違いやミスがあれば気付けるように以下の知識は必ず付けておきましょう。

  • Webデザインに関する知識
  • Webマーケティングに関する知識
  • 広告戦略やPRに関する知識
  • インターネットビジネスに関する知識
  • Webライティングに関する知識

時には大幅な修正が必要となり、時間がなければWebディレクター本人が修正作業をするケースもあります。

緊急作業にも対応できるよう、ある程度の実務スキルを持っている人が優遇される傾向にあります。

各メンバーをまとめるマネジメント能力

Webコンテンツの完成や更新に向けて、Webディレクターから各メンバーに的確な指示やスケジューリングをするためのマネジメント能力が求められます。

さらに、メンバーのモチベーションを上げるための単価アップやケアなど、業務とは直接関係ないマネジメントも必須です。

ある種のリーダーシップが求められるため、管理職などの経験があると案件を獲得しやすいでしょう。

コミュニケーションスキル

Webディレクターは、各メンバーへの指示が明確に伝わるよう、高いコミュニケーション能力が求められます。

案件によってはメンバーとチャットでしか話す機会がないため、いつ見返してもわかりやすく要点を満たしたメッセージを送る必要があります。

要点を正確に伝えられないとメンバーから確認が入ってしまい、余計なキャッチボールが増えるため非効率です。

また、納期が迫っていてもメンバーに攻撃的にならず、建設的なスケジュール調整をするための自制心も必要となるでしょう。

マーケティングや統計学のスキル

案件によってはWeb戦略の立案も業務に含まれるため、マーケティングや統計学のスキルがあるといいでしょう。

もちろん、各メンバーとの調整や指示が主な業務になりますが、高単価案件を獲得したいなら勉強しておいて損はないですよ。

幅広いスキルを身に付けておくと、以下の職種でも活躍できるようになります。

  • データサイエンティスト
  • Webマーケター
  • データアナリスト

万が一Webディレクターの案件が途切れてしまっても、案件の幅が広がれば収入の心配も大幅に減るため、勉強やスキル獲得は継続しておきましょう。

フリーランスWebディレクターとして年収アップを目指すための資格

フリーランスWebディレクターが年収アップを目指すなら、以下の資格を取得するのがおすすめです。

Web検定 Webリテラシー

Web検定 Webリテラシーは、以下の3業種に求められる基礎的な知識を証明するための資格です。

  • Webデザイナー
  • Webディレクター
  • Webプロデューサー

Web業界で働く人にとっては最低限必要なスキルの理解や運用が必要なため、取得しておくべき資格のひとつです。

Webに関する知識が不足していると、指示ミスや情報漏洩、著作権侵害など想定外のトラブルに発展してしまう可能性も。

フリーランスで働いていると著作権などの知識については勉強の機会がないため、基本知識を網羅するためにも挑戦してみてください。

Web検定 Webディレクション

Web検定 Webディレクションは、以下のようなWebディレクターが行う仕事の流れや基礎知識の理解を証明する資格です。

  • 企画書制作
  • 集客施策立案
  • Web制作における各工程の実施方法

合格率は約80%で、Webディレクターとして案件を獲得するために取得しておくべき基本資格のひとつです。

インシデント発生時の対処法や予算管理など、Webデザイナーやライターとして活用するだけでは学べない知識も多く学べます。

企業によっては資格報酬が出るケースもあるため、フリーランスとして独立する前に挑戦しておきたいですね。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、Webデザイナー業務をこなすうえで必要な基礎スキルや知識を網羅できる検定です。

3級から1級まで3つの難易度に分かれており、1級になると合格率10〜20%と非常に難しく、高レベルな知識を求められます。

案件獲得には有利に働くほか、Webディレクターとして「デザイナーが適切な業務をこなせているか?」という観点でマネジメントしやすくなります。

試験合格をサポートする専門スクールもあるため、独学での合格が難しいと感じる人は利用してみるのもアリでしょう。

ネットマーケティング検定

Webマーケターに関する知識を扱う検定で、Webディレクターとしての予算管理や集客率向上への施策立案に役立つ知識も多く含まれています。

マーケティングの企画や運用から効果測定までの一連の流れを学べるため、クライアントが求める成果に達するためには必要な学びになるでしょう。

マーケティングの知識は経営者にも求められており、将来起業して自身のメディアを持ちたいと考える人にも推奨される資格です。

マーケティングの中でもWebの活用率は今後さらに上昇していくと考えられているため、フリーランスとして活躍したい人にとっては重要度は高いですよ。

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定は、Webに囚われない全般的なマーケティングスキルを扱う検定です。

3つのランクに分けられており、各レベルで以下のような内容を学習できます。

資格で証明できるスキル 必要勉強時間
C級 簡単なマーケティング戦略を立案できる 30〜50時間
B級 マーケティング業務の立案・実施ができる 50〜100時間
A級 高レベルなマーケティング経営を立案・実施できる 100〜150時間

サービス業や製造業、商社に勤める人も多く受験しており、どんな業種でも役立つ検定なのがわかりますね。

マーケティングに関しては以下のように様々な内容を学べるため、クライアントの要望に高いレベルで応えるためにもチャレンジしてみてください。

  • マーケティングに関する基本知識や概念
  • 市場分析の方法や知識
  • マーケティングの戦略立案方法や知識
  • ブランディングに関する知識や戦略
  • Webを利用したマーケティングの手法や知識

フリーランスのWebディレクターとして高収入を狙おう

Webディレクターは、デザインやマーケティングなどの業務を包括的にマネジメントする職種のため、管理能力に加えて各業務の専門知識について理解しておく必要があります。

フリーランスとして独立するには2〜3年程度の実務経験が必要ですが、マーケティング・ビジネス実務検定やウェブデザイン技能検定などの資格取得も効果的です。

加えて、フリーランス案件を獲得する方法はSNSや人脈を活用する方法もありますが、まずはフリーランスエージェントを活用してみてください。

エージェントによって単価や福利厚生など強みが異なるため、本記事を参考に自身に合いそうなサービスに登録してみましょう。